デリンジャー174
奇妙な形をしていますが、見ようによってはピストルの様に見えます。
このスピーカーは友人の無茶な注文に「嫌々」設計したスピーカーでした。
「テレビの横に置けるミニスピーカーが欲しいなぁ。」と言うリクエストに、防磁型のユニットでバスレフで作るつもりで、簡単に了承したのが間違いの始まりでした。
「バックロードホーンのスピーカーが良いなぁ。」等と言い出した段階で失敗は覚悟しないといけません。
「止めておけ。」と、再三警告したのですが、「何とかして。」の一言。
見かけがミニで有れば良いと言う事と、ラックの裏のスペース(奥行き30cm)は使えるとの事なので形は何となく決定しました。
幅550mm、高さ392mm、奥行き400mmのラックの上に置く形で設置する構造です。
元々バックロードホーンに向かないユニットなので、空気室のサイズやホーンの形状に工夫しました。
非力なユニットでホーンをドライブしきれず、または出来たとしても中低音が盛り上がったモコモコした音になると予想されたので、高音もコンデンサーで上げてあります。
まぁ、失敗したとしても超小音量で聴けば音にはなるだろうと思っていました。
出てきた音は予想外で、まともでした。
若干の共鳴音、中低音の分解能に不満が有りますが、バランス的には我慢できる範囲です。
箱のエージングが進めば、オーディオ用途にも充分な中低音になると予想できます。(バックロードホーンの最初の音出しにしては上出来で、自宅のメインシステムの方が数段酷かった。)
エージング次第ですが、空気室にはグラスウールを少し使った方が良いと思われます。
中高音の質は元々良いので、問題なしです。
グラスウールを一切使用していないので、ホーンの開口から中高音がかなり漏れていますが、気にならないのは、開口が上を向いている為でしょう。
重量は9Kgと、割にありますし、補強も各所に入っているのですが、ボリュームを上げるとビンビン鳴ります。
天板にウェイトを置くと効果が高いと思います。
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2001年4月22日 更新
上に130x300x50mm、重さ約5Kgの黒御影石を設置しました。
スピーカーの振動が大幅に抑えられ、中低音の馬力が上がりました。
2001年12月03日 更新
自宅へスピーカーを持ち込めましたので、F特性を測定してみました。

高さ60cmの台に載せ、上のユニットの軸上、距離60cm。
ホーンの効果は最小のセッティングですが、それでも中低音モリモリ。
10KHz以上の山は、2.2uFのコンデンサーの威力です。




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