このページで販売しているパワーアンプに興味を持ったので購入しました。
発売元はSEGA、型番はSKA-3000(スカ三千?)と不安な名前です。
送料込みで8,000円と安いので、洒落で買っても良い値段。
スペックを見るとパワーの85Wはともかく、重量の9Kgは「これは買い!」と
言う啓示(誰のだ?)が有りました。
まぁ、外していても、何かには使えるだろうって事です。
さて、ウェッブの方では発売元はSEGAとなっており、箱にもSEGAのロゴが入っています。
恐らくはゲームセンターか何かで使われるパワーアンプで、オーディオ用では無いと思います。
フロントパネルはプラスティックで高級感は余り有りません。
電源を入れるとボリュームに付けられたLEDが点灯するのは、ちょっと嬉しい。
ボンネットや底板のスリットには、裏から目の細かい網が貼ってあり、埃が入り難い様になっています。
9.5Kg(実測)と重く、物量は投入されている様です。
中身を見てみると、基板に「DENON」のロゴが入って居ます。
電源トランスのコアサイズは98x60mmが一基で容量は不明、電源コンデンサーは直径30mm、高さ60mmで10,000uF63Vが2本。
値段からしてICアンプだろうと思っていましたが、普通のトランジスターアンプです。
Sunkenの2SA1494と2SC3858のペアのみのシンプルな構成で、シッカリとしたヒートシンクに取り付けられています。
ヒートシンクは櫛状で270x5mmのベースに長さが64mm(根元4mm先2mm)の足が20本出ている形です。
叩くと鳴りますけど、オーディオ用として充分使えるシッカリとした物です。
入力はアースつきのピン入力で1系統(ライン入力)。
出力は2系統ですが、切り替える事は出来ず、同時に鳴ります。
スピーカー端子は小型ですが、5.5スケアのキャブタイヤも使えます。
電源コードは2.0スケアの小判型が本体から生えているタイプで、長さは2.2mと長い目。
ここら辺の作りは、5万円未満のプリメインアンプと同等か、それ以上かもしれません。
肝心の音の方も予想外に優秀、値段からは想像も出来ない実力が有ります。
中高音に硬さや明るさが「過ぎる」感じがあるものの、エージングで収まってくる可能性が高いです。
超低音、超高音は出ず、レンジも広大とは言えませんが、聴こえる範囲をシッカリ再生する感じです。
音場の広がりは幅は標準、奥行きは深い方です。
ボリュームとバランスしか無く、スピーカーの切り替えも無いと言うシンプルさが音に出ており、コストパフォーマンスは抜群と言えます。
重さから見ると、同社(デノン)のPMA-390IVよりも重く、1万円以下で販売できるアンプでは有りません。
音だけ聴かされたら、4万円程度のプリメインアンプだと答えてしまう実力が有ると判断しました。
2002/07/28 補足
SEGAのアンプをマトリックス結線を含めて、再視聴して見ました。
今回はメインスピーカーシステム(フロントD-55、リアクレーン)に組み込んでの
視聴と成りました。
やっぱり、低音は頼りなく、土台の軽さを感じます。
大関に成ったとは言え、貫禄不足の朝青龍と同等で「体重が足りないぞ、体重が」と言いたくなる腰の高さが有ります。
これはソニーのTA-F222ESJ(定価5万)でも同様なので、値段からして仕方が無い部分かも知れません。
さて、スピーカーマトリックス結線で聴いて見ます。
やはり2chでの視聴と同様、音場の奥行きは有る物の左右の広がりが足りない感じです。
何時もの視聴位置から前方に深い音場、後方にも深い音場が有り、左右に狭い楕円形に
成っています。(狭いと言うか薄い)
そこで、リアスピーカーの位置を変更して見ました。
何時もはリスニングポイントの後方45度に有るのを、真横に近づけたのです。
結果は大成功で、サラウンドアンプは裸足で逃げ出す広大な音場に成りました。
「音場は左右よりも前後に出難い」ので、それが得意なのは本質的には良い事なんでしょう。
フロントスピーカーの間隔を広い目にして、リアスピーカーを後方に置くのが好ましいと思います。
DENONのPMA-390(初代)でスピーカーマトリックスの視聴経験は無いので、比較は出来ませんが、スピーカーマトリックスには強いと言うのは間違いないです。



